品
実家に帰省したところ
折々世話している黒松が親の手で無残な姿に変わっておりました……。
日頃庭木には手を出さない人でしたが、みどり摘みであんなに酷い事になるとは、一寸想定外でした。
長い目で正さねばと、この草木の成長期に意気消沈気味です。
ただ、庭で養っている紫陽花は恙なく、健やかでした。
本当に慰めになる好い花です。ずっと大切にしていきます。
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過ぎた春の草草。上に同じく荒れた実家の庭で、点々と描きました。
踏み荒らしたその上に陣取りましたので、思い返すだけでドクダミの香が……。
あの根深さは恐怖ですが、スギナの線の美しさに気が付きましたね。
結局清書したのはたったひともと、タチイヌノフグリのみ。
効率の悪さ故に、これしきで要数時間。
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此方は仲人(?)ハチさんのイラストに感化されまして。一応既出の修正版を。
度々ですが、勢いとは恐ろしいもので。見てくださった方にはもれなく意外に思われたことでしょう。
私も同様に思いますから、然もありなん、と。
これ以上コメントするのは差し控えますね。
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さて赤面ものはさらっと流し。
続いて、描かないものに手を出す意欲が出てきたところで習作。
一体何風と言ったら正しいのでしょうか。洋風、現代風?迷子の少女です。
つい髪をふわーっとさせてしまいました。あらゆる面が不明なままです……。
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みてみんではこの手の絵をあまり見ませんので、投稿後の場違い感 甚だしかった以下。
全く恐怖もの、ではないのですが。
主題は『白蛇伝』、少し前に読んだのを薄ぼんやりと思い出し、
蛇の精の白娘子(白夫人)と、彼女に好かれてしまった不遇の青年、許宣を描いてみました。
清らかな恋愛ものとしての印象が薄かったので始めから艶っぽくするつもりではありました。
しかし、通常と異なった描きはじめにした所、最終的に怪奇風味になり、あれっといった感じで。
白娘子と小青で明るくまとめれば良かったと後々気が付きました。
古びた幻想譚、個人的に好んでおります。『白蛇伝』はファムファタル登場の異類婚譚ですね。
何も言わずにいて主題の分かった方、果たしていらっしゃったか、否か。
さて、次こそは名残雪を空に飛ばす所存です。
はじめまして、甲姫様。品と申します。
コメントを残してくださって、真にありがとうございます。
このみてみんでまさかの『白蛇伝』です。
お好きな方がいらっしゃるとは意外や意外、思わぬ事態でした。
実際に視聴するまでには至らないのですが、
何やら巷では美化されているらしいという事、私もそれとなく聞き及んではおりました。
しかし私の思い出せる、白娘子はやはり悪女。
許宣は逃げようとして逃げ切れず、という男性なので、
上のような非一般的な風景と成ってしまいました。
気の向くままの創作でしたので、解り辛いのは承知の上。
ご覧頂けただけでも、私幸甚でした。
甲姫様は珍しくも蛇がお好きでいらっしゃるのですね。
では、我が意を得たりの心強い御一言、
改めましてありがとうございました。
次回作は、また何処かでさらりとご覧くださいますと私も嬉しく思います。
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▼ おうち 穂里 様
いらっしゃいませ。おうち様。
私も客引きが上手くなってきたと(それは誤解)
恐れながらおうちさんをご案内できること、常々作り冥加に尽きると思っております。
御光臨歓迎です。コメントありがとうございます。
紫陽花、我が愛。松は疾く元の姿に戻ってよと、まさに念じている最中です。
一体どんな風に鋏が滑れば―‐(以下略)の姿です。
そんな自虐的な遊びは不要だというのに、予期せぬぱっつんリスタートなのでした(さめざめ)
スケッチは取り敢えず目についたものを。
終日 からりと青天井だったのですが、毎度拭えぬ結露感、何故でしょう。
ええ、私も今頃照れたりなど。
お恥ずかしながら、御役全うする力も無いのに、つい手を出してしまいました。
ナニゴトモケイケン、ナニゴトモケイケンと唱えるのをどうぞお許しください。
最後の怪。発想の源は『白蛇伝』でした。
御推察のように高尚なものではなく、寧ろ邪(よこしま)な絵で、大変な御目汚しを失礼致しました。
おうちさんは正邪どちらのお話を御存じだったのでしょう。
『太平広記』私も是非図書館で探して参りますね。そういう調べもの、とってもわくわく致します。
心の洗濯ができるような、綺麗どころの絵の方がきっと需要があったのでした。鈍い自分、非常に残念でしたね。
―とはいえ、おうちさんの御冗談については、毎回殆ど本気と受け取っておりますので←
また後々再挑戦出来れば幸いです。
おうちさんにおかれましては、師弟対戦の図、最後まで楽しく筆が運びますよう、陰ながらお祈り致しております^^
一撃即決、お弟子さんに武運あれかし。