品
「他の追随は一切許さぬ」という凄まじい意気を感じるのです。
我が部屋のベランダで青いミントが隆盛を誇っているのです。
何時ぞや伺っていた彼奴の生命力。侮るべきではありませんでした。
近頃はその小憎いまでの足を引っ張るべく、千切ってお茶にして、
読んだり描いたりする時間のお供として用立てています。
前回は需要のなさそうな暗い絵を投稿して、思い掛けず温かい御声を頂きとても嬉しかったです。
コメントは参考として、しっかり受け留めております。お付き合い真にありがとうございました。
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さて今回は穏やかに見て頂けるものをということで、
まずはかねて描かんとしていた残雪くん(大きい鳥版)に取組んで参りました。
未だ夜らしい紺色の海です。以前描きかけた海の絵に彼(残雪くん)のイメージを重ねて塗り進めました。
上手下手は別として、この厚塗りは海独特の湿っぽい感じに合っているような気がしています。
なお、濃淡が均一でなく、ざらざらとしていますが、これで良しと思って投稿ボタンをクリック。
また、今回参考資料に眺めていた鳥は太白鸚鵡(タイハクオウム)です。もこもこです。
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此方はざっくりとした落書きでしたが
上に同じく【コラボ侍】より作太郎さん。町では名の通った伝法肌の姐さんというイメージです。
元デザインを確認しつつ刺青や耳飾りや諸肌脱ぎの着物がとても御洒落だなと思いました。
将軍様サイドでは女性好きと名高い比良さんに容赦無い鉄槌を下しているのでは――、と、これは無駄な考察です。
作者の藤藤キハチさんには長らくお世話になっているのですが、今回も別口でこっそり願いをお聞き届け頂きました。
何度目になりますでしょうか、線画をお借りしたのです。
一から描き起こして下さったのですが、本当に一目惚れで、色塗りはかなり白熱致しました。
塗り上がりは以下の通りです。
画中の彼女、下塗り時点ではきりっと気の強い道士様という印象だったのですが、
不図気が向いて扇に牡丹を描いた段から「どうしても仙女様にしたい!」と思い始め、
虎もはじめ黄虎と考えていたのを思い切って白虎に塗り改めました。
髪飾りは少し調べ“飛天髻”というのを参考に描き加えましたが、それ以外は線画通り、かなり慎重に塗っております。
久しぶりに触った大きい獣、とっても楽しかったです。やはり私はこの方面で胸がときめくようです。
題は勿論牡丹の異称、富貴草より採りました。
昨年の夏は白駒の隙を過ぎるが如く、完全に取り逃がしていました。
暑気払い的な絵は早めに描きたいのですが、今夏は一体如何なることでしょうか。
それに致しましても、今日は特別暑い日でしたね。
外で御活動されていた方はもとより、室内で懸命に創作されていた方も、
夕の休憩時には、水分補給、塩分補給をしっかりとされてください。
コメント頂き光栄です。はじめまして、品と申します。
i-mixs 様は厚塗りにご興味がお有りなのですね。
私の絵は、大方グリザイユ(白黒描き後オーバーレイ着色)と
一般的な厚塗りの”間の子”で作成しているのですが
根気よく「塗っては混ぜる」していれば自ずと完成するものです。
稀に、下絵も作らず描き始めることもあります。
今回の『残雪』や先回の『囚』などはそれにあたりますね。
恐れながら i-mixs 様 は水彩風の淡い重ね塗りを既に駆使されてみえるのではないでしょうか?
でしたらその陰影をもう少し色濃くするだけで大分雰囲気が変わってくるかと思われます。
是非ぜひ、根気よく取り組まれてくださいませ。
▼ つくね 様
こんにちは。いらっしゃいませ。
つくね様には御時間頂き、大変恐れ入ります。
プランター栽培の為、際限なく陣地拡大を図る、ということは無いかと思いますが、
隣に植わっている植物が何だか疲弊しているように見えるのです。ミント恐ろしい。
以前の絵に遡ってのコメント、ありがとうございます。
殆ど草(しかも一本しか清書していない現状)ですが、好いてくださってとても嬉しいのです。
野にある雑兵、とはいえ、その見た目は意外にも可愛らしいものがありました。
創作は愛あってこそ、というのは真ですね。
周りにあるものはゆっくり愛していますし、
二次創作させて頂いている作品の数々には、また別種の熱を滔々と注いでいます。
「好意が煩くみえるかもしれない」と出来上がる度に自分でも思うのです。
憧れとは、もったいない御言葉です。何だかいたく動悸が致しました。
此方こそ、眩しく清らかなご感想を拝読し、まるで心洗われるように感じました。
その御言葉に恥じぬ自分になれるよう、今後も努めて精進して参りますね。
それでは最後になりますが、長らく覚えていてくださって、とても幸せでした。
実は私も、みてみんではじめてメッセージを交わしたのはつくね様だったのでした。
▼ 藤藤 キハチ 様
ハチさんこんばんは。
その言い違えには、思わず笑ってしまいました。
そうですね、植物は飼うようなものかもしれません。
今隣にあるのは合歓の木の仲間なのですが、
これは夜に葉が閉じる木なので、毎日「生きているんだな」と実感するのです。
レシピありがたく頂戴致しました^^
トマトに合わせた事は無かったので、早速今週中に試してみる事に致します。
嗚呼、そうでした。
夜は夜でも、まもなく明けるかしら、という夜だったのでした。
コメント欄には説明もありませんでしたが、細かに御汲みくださって痛み入ります。
ハチさんは真に御目が届いていらっしゃいますね。
作さん、比喩でなく鉄槌(かなづち/ハンマー)お持ちなのでは?と思った次第です。仕事場はきっと危険区域です。
比良さんあまり巫山戯ないほうが良さそうです。
色塗りさせて頂けたこと、大変光栄でした。
実は記事の様なことをつらつら思いつつ塗っておりました。
白い扇面に向かった際、
「さあ、ここに描いてみるがよい」というハチさんの御心を私も確かに感じたのです。
簪は蝶。いつか描いて頂いた『極彩色』を思い出してそのようにさせて頂きました。が、こちらは分かって頂けましたでしょうか?(どきどき)
もう本当に塗っている間は楽しくって楽しくって。
ハチさんの線はそつないので、毎回惚れ惚れ致しております。
暑さも段々と厳しくなって参りますね、
ハチさんは殊に夏が得意では無かったように記憶しておりますので、ゆめゆめご無理なさいませんように。
はい、ではまたこそこそっと頑張って参りますね。何か涼しい絵が描けるとよいのです。
▼ 汀雲 様
汀雲さん、こんばんは。
香草類は草食動物の如く、咀嚼そして嚥下出来ます。
私は割と雑食なのでミントも躊躇なく食べてしまいますよ。
ハーブ、日本で言うならドクダミのようなものでしょうか。日々蔓延しております;
イラスト精査くださってありがとうございます。
見つかるものといったら、色ムラやゴミばかりのような気がするのですが、
丁寧とおっしゃって頂けてとても喜んでいるのです。
アレもコレも効率をまるっと無視した塗り方です。とにかく執拗に構い続けるのみです(遠い目)
むしろ、汀雲さんは何故そのように素早く透明に描くことが?と、私の方こそかねてから不思議に思っております。
近頃は線も描かない怠惰ぶりなので、
汀雲さんのようなさらりと清涼な塗り方は私にとっての高嶺の花です。
▼ おうち 穂里 様
おうちさん、こんばんは。
いえいえ、此方ではもう何事もお気になさいませんように。
御声を掛けて頂いて得をするのは全く私ばかりなのです。
や、やはり地植えは自殺行為。
実体験を伺って思わず戦慄してしまいました。
このように小さなベランダだけで済む話なら、全く大した抗争でもないのです。
その屈強な精神は高く買うのですが、前栽侵略の恐怖、まさにSFホラー顔負けです。
海は大半紺に塗ったのですが、端々で何と無く翠を入れているのです。
温かく見えるのはその所為でしょうか……。
私がよく目にする海は太平洋なので、無意識的に水温が高くなってしまったのかもしれません。
筆跡が割れている、となると
今後PNを変更することがあっても即刻御縄頂戴でしょうか、
何か他に手を講じなくてはなりませんね。(※逃亡予定は今のところありません)
ハチさんにはいつもよくして頂いております。眼福の御一言、真に心強く。
「おうちさん公認のコラボです」と、堂々と(胸中で)宣言させて頂きます。
只今暑中見舞い画策中です。
昨年と同じ轍を踏まぬよう、おうちさんには是非とも冷たく厳しくお見守り下さいませ。