品
ご無沙汰しております。
ここ数か月間はなんとなしに忙しく、みてみんから遠くなっていた私ですが、皆様お元気でしょうか。
そろそろ私事も落ち着いてきましたので、暇なときにちょこちょこ描いた絵と本懐【Heroic Paranoia】の報告に参りました。
タチバナナツメ様、大変遅くなりましたが偉人企画に参加させてくださって、
本当にありがとうございました。
さあ、だだだっと貼ってしまいますよ。
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まずは今年の年賀状から。
左)白蛇は弁天様の使い、ということで琵琶に絡ませてみました。
光の加減がうまく掴めなかったです。蛇難しいですね、鱗は好きだけど。
右)お遊びの副産物です、ただ女の子を描きたかっただけ。今見ると線の振れ具合がすさまじい。
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練習用に描いたもの2点
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【Heroic Paranoia】
遅きに失すの感が半端ないですが、李白と和泉式部を投稿してました。
私が古典好きなので其方方面に偏った選択。
タチバナさんはおじさま好きかなと思って描きました。
脱がすなら女子の方が喜ばれたでしょうか……。
投稿は左の絵でしましたが、右が元絵です。
なぜ右でなかったかと言えば、白っぽくてなよなよしいと思ったからです。しかし右の方が私らしい気もする。
あ、こちらはアフロ蛇丸さん制作の偉人企画ロゴをお借りしてつけてます。分かりますでしょうか?
アフロ蛇丸さんこんなところですが、ありがとうございました。
李白についてはわざわざ紹介せずともよいでしょうね。皆さんご存じの漢詩人です。
「孤帆(こはん)の遠影碧空(へきくう)に尽き」
彼の詩は広大で、浪漫に満ち溢れ、男らしくって惚れます。
お酒好きなところもいいですよね、酒中の仙人様。
その呑兵衛っぷりを生かして沢山のお酒の詩も作られています。酒好きの皆さん、ぜひ一読あれ。
[余談]
実は彼、日本にも少なからず縁があって、阿倍仲麻呂という遣唐使の友人がいたりします。
この人、科挙を突破して唐の官吏になっていたりして、かなり優秀な人物だったそうです。
紫式部、清少納言ときたら、この人でしょうと思いました。
和泉式部は道ならぬ恋に身をやつした女性。
人妻でありながら親王に愛され、しかし早くにその人を失い、絶望の淵で歌を詠んだ人です。
初めて『和泉式部日記』を読んだときには、その昼メロドラマばりの人生に驚愕しました。
どろどろ?と言うかなんと言うか、ゴシップに溢れていますね。
歌は感情的なものが多く、人によって評価はまちまちですが、私は割と好きです。
絵に入れた歌↓
「あらざらむこの世の外の思ひでに今一度の逢ふこともがな」
これは百人一首にも採られており、有名。
百人一首といえば和泉式部の娘、小式部内待の歌も採られています。
「大江山いくのの道の遠ければまだふみも見ず天の橋立」
母娘で才女!
それにしても十二単難しかった。うまくできなかったので再挑戦を狙います。
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ああ、もうこんなに下に来てしまいました。
ではでは、うんざりされないうちに、報告終わらせていただきますね。
最後になりましたが、
みてみんの皆様
今年もどうぞよろしくお付き合いくださいませ。
>ひなたぼっこ様
こんにちは、
ひなたぼっこさん。
コメントくださってありがとうございました。
私は年末年始、色々と段取不足でゴタゴタしていました。
社会に出て数年経ちますが、要領の良さという奴を早く手に入れたいものです。
先日はギターの絵も拝見しましたが、
ひなたぼっこさん本当に音楽が好きでいらっしゃるのですね。
音楽は聴くも奏づも楽しいものです。
琵琶、いいですよね。菩提寺で一度だけ「那須与一」の一節を聴いたことがありますが、
その臓腑に染み入るような深い音色には鳥肌が立ちました。
きっと楽器自体も鳥肌もののお値段でしょう……。
蛇はちょっと気持ち悪いかなと思っていたので可愛いといって頂けて有難いです。
はい、私の画の描き方は大方あのような感じです。
そうですね、白黒画の完成度は毎回違って(今回の鳥はかなり半端なところで彩色)
後からの塗り込みのもそれなりにしてしまうので、正確な意味でのグリザイユ画法ではないです。
私も真のグリザイユ画法に挑戦されてらっしゃる皆さんには尊敬の眼差しを送っていますよ。
偉人企画ですが、ご報告遅くなってしまって申し訳なかったです。
ご感想頂けたこと、有難く、また大変恐縮に思います。
企画投稿期間にはひなたぼっこさんの偉人さんも沢山拝見させていただけて楽しかったです。
特に衝撃的だったのはあのジル・ド・レイさんですね、と言うのも彼が……だった為ですが。
癒し系と思われていたひなたぼっこさんが、懐にドスを呑んでいらっしゃるなんて一体誰が想像したでしょうか。
見目良く、そして恐ろしいジル・ド・レイさんでした。
それでは、また長くなってしまいましたが、
ひなたぼっこさん優しさ溢れるコメントありがとうございました。
これからされるアナログでの創作、企画後も変わらず楽しみにお待ちしておりますね。